東京ディズニーランドであった心温まる物語とは?
ディズニーランドで出会った、
ディズニーランドで実際に合った、
元ディズニーキャストたちによる前向きな気持ちになれる昔の思い出話を集めた、短編本です。
きっかけは、東日本大震災のあとに、寂しい思いをした子供たちに何かできないだろうか、と筆者が考えたことです。
そこから、かつてのディズニーキャストたちに声をかけてこの一冊の本ができあがりました。
東京ディズニーリゾートのことが大好きでも、ディズニーの主役はアトラクションやミッキーマウスだけと思っていませんか?
いえいえ、それだけではありません。
本当の主役はそこで働くキャストたちです。
働くキャストたちがであった、親子、友達、恋人、夫婦、偶然出会った名もしらない人、上司部下、先輩後輩、が主役です。
東京ディズニーリゾートでは、ディズニーの先輩たちが残した伝説のエピソードが、次の世代に受け継がれ、今日のホスピタリティになっています。
私もとても東京ディズニーリゾートのことが大好きなひとり。
最後まで読んだとき、あらためて東京ディズニーリゾートのすばらしさとみんなで作り上げる喜びを感じました。
そして、東京ディズニーリゾートへ行きたい!!!そんなワクワクする気持ちになりますよ!
- ディズニーキャストになりたいひと
- すでにディズニーキャストになっているひと
- 仕事で疲れているひと
- 人を笑顔にしたいひと
- 東京ディズニーリゾートが好きなひと
- 部下や後輩を育てているひと
- 長い文章を読めないひと
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- 東京ディズニーリゾートを支えているキャストが、どのアトラクションよりも一番輝いていることを知ってほしい
- 相手を思いやる行動力がわかる
- 短編だからサクサク読める
絶対に読んでほしいストーリー「16:愛すべきおばちゃん天使」
東京ディズニーランド開演当時の状況をしりながら、現在の東京ディズニーランドのカストーディアルキャストが働く姿勢を深く理解することができます。
この物語の主人公は、新卒で正社員で入社した人物です。
東京ディズニーランドが開演するオープニングスタッフで働いていた話です。
主人公は、カストーディアルキャストに配属されたことがとっても憂うつでした。
今でこそカストーディアルキャストは若い人からも人気のある仕事です。
しかし、1983年の開演当時、トイレ掃除はは商業施設や公共施設で掃除をするおじちゃんおばちゃんの仕事、という世間のイメージがあったそうです。
実際に採用しても辞めるひとが多く、なかなか働くひとが定着しなかったそうです。
そして、主人公も派遣されてきたおばちゃんたちと、トラブルに遭いながらも一緒に働きます。
一緒におばちゃんたちと現場で働くにつれて
「自分たちがゲストのために一生懸命できることはなにか」
というエピソードと出会います。
自分が教わったマニュアル通りやればゲストから不満を浴びるのに、おばちゃんたちに係れば、なぜかうまく解決していくのです。
まるで、不思議な魔法をかけているかのように。
主人公はおばちゃんたちの魔法によって、カストーディアルキャストとしての誇りとプロ意識をもっていきます。
キャストもゲストもみんながハッピーになってしまう、おばちゃんのかける魔法に、現在の東京ディズニーランドのカストーディアルキャストが働く姿勢を深く理解できますね。
感想:読んだ本人が一番しあわせな気持ちになれる
ディズニーキャストはいつ行ってもすばらしい対応でゲストを笑顔にしてくれますが、離職率も高いです。
この本に書かれているようないい思い出に満ちあふれた場面は、ほんと一瞬かもしれません。
私たちが見えていないところで、苦労と努力や報われない涙がたくさんあると思います。
けれども、つらい経験と日々の努力の中、瞬間的に訪れる最大級の喜びに立ち会うことができる、それがディズニーマジックです!
元キャストが語ってくれるのは、決して自慢話をしたいからではありません。
東京ディズニーリゾートを離れても、それぞれの心の中に思い続けている大切な想いを、多くのひとへもっともっと届けて、笑顔にしたいからですね。
ぶっちゃけ「東京ディズニーリゾート」じゃなくても全部、いい話になる。
USJとか野球場であった話でもいいと思います(笑
あ、空の上であった~という本も出てました。
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ほんとにいい話は、普遍的なものだから仕方がない!笑
東京ディズニーシーの本とは、著者が別です。
こちらは2011年の震災以降について書かれています。
取り扱ってる時代がやや古く、グランドオープンから2010年くらいでしょう。
当時高校生なら今は結婚して50歳くらいでしょうか。人によっては孫がいるかもしれませんね!